「心理的安全性を確保する3つのステップ 〜新入社員が安心して挑戦できる環境づくり〜」 2/4

「新入社員にもっと積極的に意見を言ってほしい」と感じることはありませんか?
しかし、多くの場合、「間違ったらどうしよう…」 という不安が先立ち、彼らは挑戦を躊躇しています。ここで鍵となるのが、心理的安全性(Psychological Safety) です。Googleのプロジェクト・アリストテレスによる研究では、高パフォーマンスチームの共通要素 として心理的安全性の重要性が明らかになりました。

では、どうすれば新入社員が安心して自分の意見を言える環境を作れるのでしょうか?


心理的安全性を確保する3つのステップ

①「受容」と「共感」で信頼関係を築く
最初の1か月は、新入社員が“自分の居場所”を見つける大切な時期です。業務指導だけでなく、「どんな考えを持っているのか?」 を問いかけ、共感する姿勢を示しましょう。

② フィードバックは“未来志向”で伝える
ミスを指摘するだけでなく、「次はこうしてみよう」 と未来の可能性に焦点を当てることで、成長への意欲を引き出します。

③「安心して失敗できる場」を意図的に作る
リフレクションミーティングの場で、「うまくいかなかったこともシェアする」 文化を育むことで、挑戦へのハードルを下げられます。

心理的安全性は、短期間で構築できるものではありません。
しかし、「共感」「未来志向」「挑戦の許容」 を積み重ねることで、新入社員は自律的に行動できるようになります。

次回は、「バディ制度導入で離職率20%削減の成功事例」 を紹介します。
あなたの組織では、どのステップから取り組みますか?

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hideyuki_kubota

1967年生まれのひつじ年の獅子座。O型