高いところから景色を見渡すとなぜ爽快になるのでしょうか?
高所恐怖症の人は耐えられない話だと思いますが、少々お付き合いくださいませ
高層ビルの上階には、必ずと言って良いほど展望室があります
ホテルも最上階や上階には、スィートルームや高級ラウンジがありますね
観光地でも高い場所には有料の望遠鏡が設置されており、高いところから望む風景は有料の価値があるということは異論がないと思います
分譲マンションでも基本的には上層階の方ほど価格が高くなるのも、展望が根拠の一つになっている場合が多いと思われます
では何故多くの人は、高いところを好むのでしょうか?
一節には、人間の基本的な本能の一つ生存本能の影響が大きいのだそうです
自らの姿を隠しつつ、周囲を見渡すことの出来るポジションは生き残るためには非常に重要であったと。。。
物事を見る時にも俯瞰視点は非常に重要であり、一歩引いた視点から見ると見えなかった本質や解決策が見えてくることは多々あります
このようにメリットが大きい高いところからの視点ですが、実は非常に大きな問題があります
全体像を把握するには長けている俯瞰視点ですが、現場で起きている生々しい問題が見えなくなるということです
遠くから見る景色は非常に美しいが、近くで見るとそうでも無かったと経験をお持ちの方多いのではないでしょうか?
目を背けてはいけない場面もしくは問題発生時には、俯瞰視点だと問題が起きていることに気付くことなく手遅れになるため、より近くで病巣に向き合うことがとても重要になります
企業の規模が大きくなると全体を細かく把握することが難しくなるため組織化する事が必須となりますが、中間管理職の適正もさることながら、経営者と現場との相性や相互理解度が高いことが何よりも重要です
果たして、私たちが見ている景色は真実なのでしょうか?