7都府県に非常事態宣言が出され、初めての週末を迎えています。
都内に限ってですが、ターミナル駅周辺からは人が消え 商業施設にはシャッターが下りました。耳や目から入る情報に明るいものはなく、感染者のレコードや補償の話など切実な話ばかりです。
弊社も全く他人ごとではありません。3月には創業以来はじめて目標数値を割り込んでしまいました。日々、いや毎時毎分 先が見えない恐怖と戦っております。
サラリーマンの時も先が見えない恐怖はありました。ただそれは業界全体であったり、プロジェクトであったり、個人の問題であったり・・・
今回のようなパンデミックによる恐怖とは比較しようもありません。前にもブログに書きましたが、パニックバイイングや心理不況といった人間心理に及ぶ心理恐慌は 残酷なまでに弱さが露呈してしまいます。
24時間のスポーツジムの扉をけ破ったサラリーマン、ドラッグストアで豹変する顧客、マスクをしていない人に攻撃的になる人、ひと、ヒト
平時の時にはごくごく普通の消費者であるはずの人たちが心理恐慌に陥ってしまったために理性のタガが変な風に外れ、いわゆる正義マンになってします。だからこそ恐ろしい。
人は正義の為ならどこまでも残酷になれる生き物だそうです
正義とはなんでしょうか?
民主主義的な正義でしょうか?道徳的正義でしょうか?宗教的正義でしょうか?
そして、そもそもその正義は誰の為のものなのでしょうか??
余談ですが、小学生の時に読んだ永井豪先生の「デビルマン」。その原作におけるハルマゲドンの戦いに至る描写が非常にショッキングだったのを思い出しました。
子供心に見たくないけど目を逸らすことが出来ない、続きが気になる、でも気持ち悪い。。。。主人公の近所に住む顔見知りの隣人たちが、魔女狩りよろしく集団で襲ってくるシーン・・・自分たちがあの群衆にならないとは限りません。絶対はないのです。
非常事態宣言が発令され、不要不急の外出自粛が叫ばれています。今日も東京では190人以上の感染者が出ています、4日連続の最多更新です。
でも街からは完全に人は消えていません。三蜜を避けるべく繁華街からは人が消えたかに見えますが、変わらず車の往来もあり 街を歩く人は少なくありません。
仕事を休めない人もたくさんいます。私もそうです。そして、自分だけは!と思っている。
でもやはり”絶対”はないのです。
人は弱い生き物です。だからこそ支えあって逆境に立ち向かっていけるのです。
今日のテーマは「歩みを止めない」です。前を向きましょう!苦しい時こそ成長するチャンスです!満身創痍であっても立ち止まったら傷だらけの重症患者で終わります。歩かないと、前に歩かないと助かるものも助からない・・・
私は今もそう自分に言い聞かせています。