遅い年始挨拶にあたり

2025年になりました

あけましておめでとう御座います。2024年は皆様にとってどのような一年でしたでしょうか?

私にとっての2024年は、人生を考える転換期でした

一番大きな変化としては父が6月に亡くなったことですが、亡くなるまでの様々な出来事は実に多くの驚きと喜びそして多くの悲しみを濃縮して経験することが出来たこと、まさにこれこそが人生を見つめ直し 生きる意義を正面から向き合うための期間でありかけがえのない父からの遺産であったと言えます。

実際、父の介護により向き合えた時間というのは決して長くはありませんでしたが、私が生まれて今日に至るまでの時間より遥かに密度の高い驚きと感謝に満ちた時間でした。

時間という概念

アインシュタインの相対性理論によれば、時間は絶対的なものではなく、観測者の速度や重力によって変化するもの。 つまり、私たちが見ている時間は、実はそれぞれの立場によって異なるということだそうです。

一般的に歳を重ねると時の流れが速く感じると言われています。私もそのように感じていました。しかしながら父の最後と向き合いはじめてから、”時”というものが意味をなくしたような感覚に陥ることが多くなってきました。脳が時を刻むことを拒絶してしまっているのか?父がいなくなったことを認知し歩みを始めることに躊躇しているのか?わかりません。。。

現実的には、葬儀手配は役所への届出関係、残された母の年金手続きやその他名義変更手続きなどしてきているわけですから時は進んでいるわけです。(余談ですが、なんであんなに行政手続きは煩雑なんでしょうかね)

この時間感覚を研究することで、人間の認知・行動・そして心の働きについて様々なことがわかるそうです

認知と脳の働きについて

  • 時間知覚のメカニズム: 時間感覚は、脳内の様々な部位が連携して働くことで実現しています。 時間感覚を研究することで、脳内の時間処理システムの仕組みや、各部位の役割を解明することができます。
  • 時間認知の個人差: 人によって時間感覚は大きく異なります。 時間感覚の個人差を研究することで、脳の働きや性格、認知能力の違いを理解することができます。
  • 時間知覚の異常: 時間感覚に異常をきたす病気(時間知覚障害)も存在します。 時間知覚障害を研究することで、脳の病気のメカニズムや治療法の開発に繋がる可能性があります。

行動と意思決定について

  • 時間割引: 人は、将来の報酬よりも、今すぐ手に入る報酬をより高く評価する傾向があります(時間割引)。 時間割引のメカニズムを研究することで、人間の意思決定プロセスや、衝動的な行動の要因を理解することができます。
  • 計画性と時間管理: 時間感覚は、計画を立てたり、時間管理をする上で重要な役割を果たします。 時間感覚の研究を通して、人間の計画性や時間管理能力を高める方法を探求することができます。
  • 時間とストレス: 時間に対するストレスは、様々な心理的な問題を引き起こす可能性があります。 時間感覚とストレスの関係を研究することで、ストレス解消方法や、より良い時間の使い方を学ぶことができます。

心の働きについて

  • 時間の主観性: 時間感覚は、主観的なものであり、気分や状況によって変化します。 時間感覚の主観性を研究することで、人間の感情や意識の働きを理解することができます。
  • 時間の記憶: 人は、過去の出来事を時間軸に沿って記憶します。 時間感覚と記憶の関係を研究することで、人間の記憶の仕組みや、記憶の歪みを理解することができます。
  • 時間と幸福感: 時間の使い方や時間に対する考え方によって、幸福感が大きく変わります。 時間感覚と幸福感の関係を研究することで、より豊かな人生を送るためのヒントを得ることができます。

私たち人間やその他動物が持っているこの時間感覚は、異なる場合はあるものの進化の過程で獲得された重要な能力であることは間違いないです

この時間感覚にはもちろん個人差がありますし、年齢や性別によっても異なります。私が経験しているようなある出来事をきっかけに時間感覚が変化することもあるでしょう。2025年、皆さんにとってどのような素晴らしい時間になるでしょうか!

最後に、私は2025年正月明けに3度目のコロナに感染してしまいさらに時間感覚がおかしなことになってしまっています(笑

投稿者について

hideyuki_kubota

1967年生まれのひつじ年の獅子座。O型