― 新入社員の未来は「最初の3週間」で9割決まる?
配属直後の新入社員にとって、最も影響力がある存在。
それは“人事部”でも“制度”でもなく、目の前の上司・先輩社員です。
なぜなら、人は“制度”には感情を動かされず、“関係性”にこそ未来を感じるから。
だからこそ──
この時期における上司・先輩の関わり方が、「居場所感」も「成長速度」も左右してしまうのです。
🧩でも、“どう関わればいいか”は誰も教えてくれない
多くの現場で聞かれる声:
「どう距離を取ればいいか迷う」
「今の子はどう考えてるのか、わからない…」
「こちらの言葉が届いてるのか不安」
それもそのはず。世代・価値観・経験、すべて違うなかで、
「分かり合える前提」が存在しない時代だからです。
だからこそ、必要なのは技術や理論ではなく──
**“関係性を耕すマインドと仕掛け”**なのです。
🌱新入社員との関係構築・3つのコツ
①「答えを与える」より「問いを共に考える」
新入社員の多くは「正解を探しているようでいて、本当は話を聞いてほしい」。
Points of You®のような問いかけツールを使い、「この写真から今の気持ちに近いものを選んでみて」などの問いかけが、自分の感情を言語化する訓練になります。
②距離を“詰める”のではなく、“開いておく”
「フランクさ=安心」とは限りません。
逆に、程よく開かれた“余白”のある関係が、相手にとって「関わってもよさそう」と感じさせます。
たとえば「ランチに誘う」より「昼、何かおすすめある?教えて~」と情報を“もらう側”になるだけで関係性は変わります。
③「雑談」ではなく「見立ての共有」を
見えないストレスや違和感を可視化するには、「最近の様子、少し疲れてる感じするけどどう?」などの“見立て”が効果的です。
一方的な指摘ではなく、「私はこう見えてるけど合ってる?」という聞き方が、関係の中に対話を呼び起こします。
🛠仕組みとして、現場に「問い」を持ち込むには?
twill weaveでは、現場の上司・先輩向けに
🔹 “関係づくりのための問いカード研修”
🔹 新入社員×上司の1on1を深めるセッション設計
などを提供しています。
特別なスキルがなくても、問いとカード1枚で人は“自分のこと”を語れる。
それが、世代も背景も違う関係をつなぐ、やさしいツールになるのです。
🔄関係性に、正解はありません。でも「設計」はできます。
「背中を見せろ」はもう通用しません。
でも、「こうやって関係を始めると、お互いに楽だよね」は、再現性のある学びになります。
次回は、
👉「若手が“自走”する組織文化の育て方」についてお届けします。
ルールより“ストーリー”、マニュアルより“共感”が鍵です。
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