【番外編】社会人としての仕事の原点を振り返ってみる!③


前回、”感性を鍛える”って言葉で締めさせて頂きました

そうしたところ、次のようなコメントを頂きました

「感性は生まれ持ってのものだから、鍛えようないんじゃないか。人それぞれ感性は違うでしょ」

私の回答です

”感性は鍛えられますし、磨けます”

人は成長し続ける生き物です、と私は思っています。自分自身それを実体験にて体感しています

〜閑話休題〜

今回は、「社会人と学生の違いって?」を感じた出来事をお届けします

入社後、店舗研修や工場研修など様々な体験をさせて頂きました

正直、まだその頃は私にとっては学生のアルバイトの延長的な感覚でした

正式配属となった千葉市稲毛区のオーツーパーク(①参照)で勤務を初めて1ヶ月経過するかしないかの時期だったかと思います

開業直後ということもありお店は大盛況。なんとタクシーに乗って来られるお客さまもいらっしゃいました。他業界からの注目度も高く、ツアー視察に来られる企業様も多数!取材も多かったと記憶しています。勤務体制は、早番と遅番の2シフト制でしたが、新入社員の私達(同期中2名配属)は早番として勤務しておりました。

ただ、定時で帰れることはなく また忙しく楽しかったこともありそれを嫌だと思うこともありませんでした

ある時、どちらからともなく「これって残業なんじゃない?」という話が出て、店長に聞いてみることにしました。タイミングよく店長から昼ごはんに誘われ、パーク内の不二家レストランへ!

K店長「どうだ、忙しいだろう。慣れてきたか?」

私・同期のN「はい。まだまだですが、慣れてきました。」

K店長「滅多に時間取れないから、何かわからないこととかあったら聞くよ」

私「・・有難う御座います。勤務制度のことなのですが、新入社員は一定期間残業してはならないって社員研修の時に聞いたんですけれど。。。」

K店長「・・・・💢」

K店長「確かにそうだね。ルールは守らなければならない、ならば休憩は1時間だね。タバコ休憩や、飲み物休憩も含めて1時間だ。ルールに則って行うのなら、厳密にやらなければいけないね。でも、現場はサービス業だ。思い通りになることの方が少ないし、予定を組んでいたってその通りになんかならない方が多い。違うかい?」

私達「・・・そうですね」

K店長「大事なのはなんだと思う?お客さまだろ?臨機応変に対応しなければならないのが現場だ。もちろんルールは大事だよ。君達がルールを大事とし主張するのは構わない。仕事ってそれだけじゃないんじゃない?」

そんな話でした

今思うと、う〜んな感じもするのですが 時は1990年 24時間働かないとダメなムード満載な世の中です

K店長は新規開業店舗を任され、社員は新卒ばかり あとはアルバイト。当初の売上予想を遥かに超えた大盛況の中、毎日通しで休み無しの状況(中抜けはしていましたが)。。。私達に「ルール大事です」といえる気持ちはもうありませんでした

「仕事ってなんだろう?」

私たちはこの後、この話題で仕事帰りによく話し合うことになりました

楽しく働くのは大事、スタッフコントロールをしながら、みんなに気持ちよく楽しく 持ち場シフトを任せたら口出しすることなく精一杯仕事時間の仕事人を演じて欲しい

でも楽しいだけではダメなんだ

そこにはこの人の為に!とか、私が出来ることを精一杯!とか、学園祭のノリ+使命感と補完関係の共感・共犯

「仕事」の捉え方は人それぞれだと思います。

ただ少なくとも私は、2つの店舗を通して学ばせて頂いたことがその後のベースになりました

「仕事とは、共感し合える仲間と 目的を目指して共犯関係を築く、お客さまとも。そして結果を共に分かち合う」

社会人と学生の違いは、”責任感”ではありません。「いかにたくさんの人を巻き込んで幸せにするか」だと。

異論もあろうかと思いますが、私の原点を振り返ってみました