皆さんの会社や組織にとっての「問題」とは何でしょうか?
10人に聞いたら10通りあることでしょう
では問題を解決する為に何をしますか?
間違いなく「研修」ではないはずです!
問題が顕在化するということは、そこに根深い潜在的な事象が複雑に絡み合っているからです
その根っこを調べ分析し対策を考えなければ、解決することなど出来ず更に大きな問題が出てきてしまいます
例えば、アンケートなどによってハラスメントの疑いがある事象があることがわかったとしましょう
匿名の為、実際に起きていることなのか?どの程度のことなのか?そもそもどの部署で起きているのか?把握することが出来ません
この声が一人である場合、複数人である場合によっても動き方は変わります
このような状態で、全社員に向けたハラスメントについての通達や研修を行うことは正しいことでしょうか?
一番大きな問題は、ハラスメントをしていると指摘されている本人に自覚があるのか?ということです
ハラスメントに関する通達や研修を行なっても、本人が自覚がなければ全く響きません。それどころか大多数の社員の自由を奪うことになります。
たった一人かもしれない人の為に、問題解決と称して全員に研修を行うことはナンセンスです。
このような研修はほとんどの場合プレゼンテーション形式の1WAYであり、時には最後に確認テストまで行い、それを持って”研修済み”としますが問題が解決することはありません。
「勝ち組企業の「学び」の仕組み」の著者であるケリー・パーマー、ディヴィッド・ブレイクは次のように書いています
知識を伝えるだけの研修や講義は問題解決の役に立たない
潜在課題にアプローチしましょう!