成長しない組織は、企業文化や評価制度に難あり


現代の私たちは、凄まじいまでの情報量の渦の中に身を置いています

報道に関するものや友人知人の近況に至るまで、休まることがないくらいの大量の情報です

そういう私たち自身も大量の情報をやり取りし、時には発信をしています

そのような膨大な情報の中に身を置いていると、望む望まざる関係なしに他者の情報が流れ込んできます。見知った人の情報や全く知らない人の情報、著名人やその道では有名な様々な人人人。。。

”シャーデンフロイデ”という言葉をご存知でしょか?

これは2世紀の古ドイツ語で、逆境や損害を意味する”shaden”と喜びを意味する”Freude”を語源とし、現代では「他人の不幸を喜ぶ気持ち」を指す言葉として使われています。

こんな不謹慎な事を感じる人はごく僅かだと信じたいですが、言語が生まれて以来、他人の不幸を喜び楽しむという意味の表現はずっとありました。

曰く「人の不幸は蜜の味」です

実は脳科学の研究においても、これはありふれた感情であることが確認されているそうです。

MRIを使った実験では、人が苦しんでいる写真を見せると、ほとんどの場合なんと脳内の喜びの中枢が点灯するのだそうです

特に身近な見知った人であれば尚更です。自分と比較しやすくなり、苦しんでいる人や不幸な状況に陥っている人と比べた自己評価を行います。

職場においてもこの感情を用いた評価プログラムを未だ行なっている企業が多く見受けられます。

販売数や契約数、プロジェクト進捗比較や顧客獲得比較など

皆様も記憶にあるのではないでしょうか?

このような暗黙の競争心は、シャーデンフロイデ”が発生する瞬間を増やしています

また、無意識の感情で知らないままに進行してチームワークを蝕む「サイレント・サポタージュ」と言われるものも生みやすくなります。これも一種のシャーデンフロイデです。

残念ながらこのような企業や組織では良いチームは育ちません

それどころか関係性が悪化(疑心暗鬼にもなりやすい)し、組織は弱体化し終いには退職者を出し続け崩壊への道を突き進むことになります。

つまり相対評価をする企業には良い人材が育たないし、集まりもしないということです。

では、絶対評価を導入し人は自ら成長し良いチームとなり企業に繁栄をもたらすためにはどのようにしたら良いと思われますか?

※弊社では自律型社員を育成し、自走組織を伴走しながら育んでいくプログラムが御座います